シャンプージプシーのすすめ
シャンプージプシーとは
使い続けたいお気に入りシャンプーが定まらずに迷っている状態の方を指すネット用語です。
では、ひとつに決めるのは良いことなのでしょうか?
私はひとつに決めるのが必ずしも髪にいいとは考えていません。そのほうがヘアケアの予算も計算しやすいしラクなので決められるに越したことはないとは思いますので決めたい気持ちはよく分かります。また、一度で効果が分かるものもあればそうでもないものもあり、使い続けると効果が実感できるとかも聞きますよね。
髪の状態は目に見えない部分で繊細に日々変化している
健康な髪は水をはじく性質(疎水性)を持っています。オイルは馴染みやすい状態です。それが、ダメージが進むほど徐々に水をはじく力が弱まりハイダメージになるとべっちゃりと水でふやけるようになります(親水性)。逆にオイルは馴染みにくくなります。水に馴染みやすいということは水に溶けている有効成分が浸透しやすいとも言えます。もちろん水で浸透しやすいので水とともに流出もしやすい状態です。
疎水性、親水性の二択ではなくこの間で揺らいでいる
「サンプルを使ったときは最高だと思ったのに買ってみたらなんか違う」「使っていくうちに髪が慣れたのか効果が分からなくなった」というのもよく聞きます。
心理的な効果もあると思いますし『髪が慣れる』というよりも手がその仕上がりに慣れて当たり前になってしまうということもあると思います。
ですが、新たな一本を探すというよりも変化に合わせて複数のシャンプーとコンディショナーを使い分けるのが大切だと思います。
「なんだか違うな」と感じた時は別のシャンプーを使ってみてしっくり来るほうを使うといった具合に、無理に使い切らずにいったん置いておきましょう。また同じ髪のコンディションになる日がおそらく来るのでその時までお休みしたらいいのです。
使い切らないともったいない!という方のために
日本人の年間の一人当たりのシャンプーの平均消費量は1リットル程度です。国民全員で平均してますので男性やお年寄り、子供も含みますのでロングヘアの女性はもっと多くなります。
一般的なシャンプーのポンプボトルは400ml程度で、小さいサイズは200ml~250ml程度です。
開封後の使用期限は三年くらいです(専用ボトルは水蒸気などが入らないように工夫されてますので雑貨屋さんなどで購入したボトルに詰め替えた場合は傷みやすくなります)。
よほど大量に買い込まない限りは使い切れないということは考えにくいです。
私もだいたい2~3種類を並行して使用してます。私の場合はシャンプーよりもコンディショナーのほうがなかなかこれというものが見つからないですね。美容師さんに聞いてみたところ、シャンプーほどの差はコンディショナーでは感じられないのが一般的だそうです。浴室は湿度も高く温度変化も激しいので使う頻度が低いものは洗面台の下のスペースに保管しています。
コメントを残す