自宅で手作り!クレンジングオイル
クレンジングオイルを手作りできるってご存知ですか?
手順は簡単で常温で材料を混ぜ合わせるだけです。
必要な材料は、お好きなオイル250gとポリソルベート80を50g
オイル4~5:ポリソルベート80を1の比率です。
ポリソルベート80とは
ココナッツオイルに由来する比較的低刺激な液体乳化剤です。ネット通販で50mlで400円程度で販売されています。
ポリソルベート20より親油性が強く、オイルベースの中へ少量の水分を乳化させる際に使用する乳化剤でクレンジングオイル以外にも乳化剤として使用できます。
市販のクレンジングオイルも成分表を見るとポリソルベート80が使われています。なので、この成分が合わなくて肌荒れを起こすという可能性は極めて低いです。
主成分のオイルの選び方
オリーブオイルが無難かなと思います。様々なブレンドを試したのですが、メイクの落ちはどのオイルも違いは分かりませんでした。そもそもメイクアップ商品は水に強く油に弱いようにできているので洗浄力はほとんど変わりません。そして長く肌に乗せているのではなくすぐに洗い流してしまうので美肌効果も実感できませんでした。安価で長期常温保存がきくオイルの中からお気に入りを選ぶといいかと思います。余った食用オイルでも作れます。複数の種類を混ぜ合わせてもOK。ネット通販で様々なオイルが購入できます。
使い心地
オリーブオイルとポリソルベート80のみで作ったクレンジングオイルは、市販のものだとDHCのクレンジングオイルに似た使い心地です。肌に乗せた時にやや厚ぼったくねっとりした感触です。水と合わせて乳化させる段階の合わさりやすさ洗い落としやすさは自作のほうが上かもしれません。オリーブオイルの原料臭がやや気になるかもしれないですが、顔につけるものに香料を入れると想像以上に匂いが強く感じられるので扱いが難しいです。香りに関しては好みの問題が大きいのと、エッセンシャルオイルはとても高価です。上記のレシピに配合するとすれば適性の量は3mlくらいですが仮にラベンダーだとしたら追加で600円程度かかります。10mlの小瓶で1600円くらいで売られているので初期コストとしては1600円かかってしまいます。お手持ちのエッセンシャルオイルがおありでしたら、3mlを上限に少しづつ入れてみてもいいかもしれません。
ダブル洗顔の必要はない
どのオイルクレンジングでもそうだと思うんですが、メーカー側はクレンジングオイルやクリームなどを使用した後に洗顔フォームで洗うようにダブル洗顔を推奨していますが明らかに洗浄力オーバーです。クレンジングオイルを使用した後にきちんと水を馴染ませて乳化し、こすらないようによく水ですすいでクレンジング成分が残らないようにすれば充分です。そのための乳化剤なので肌に残ったクレンジング成分を洗顔フォームで落とすとかいった発想は間違っています。
ちなみに、マスカラやアイライナー・リップライナーを専用リムーバーで落としてから全体をクレンジングしたい場合は、クレンジングオイルも必要がなく石けんだけでファンデーションやチーク、リップグロス、アイシャドウ、アイブロウは充分落ちます。
私は専用リムーバーで落とすのが面倒な時だけご紹介した自作クレンジングオイルを使っています。
石けん洗顔が最高だと思っている私がなぜクレンジングオイルをたまに使うかと言うと、作るのが石けんに比べて遥かに簡単だからです。石けんの場合はオイルごとに鹸化率に違いがあり、同じ分量のオイルでも複数の種類を混ぜる場合には全部の鹸化率を調べて使うべき苛性ソーダの分量を計算することになります。なので余ったオイルで石けんを作るというのはレシピ通りに作るよりも面倒です。それに比べるとクレンジングオイルの場合は、ポリソルベート80と合わせる分量はどんなオイルでも変わらないので総量だけ見ていればいいので余ったオイルを適当に合わせても大丈夫なのです。
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