おすすめコールドプロセス石けん2017

おすすめコールドプロセス石けん2017

コールドプロセス石けんとは、40度前後の低温で原料油脂に水酸化ナトリウム水溶液を加えて鹸化し、更に二か月ほど寝かせて熟成するという方法で作られた石けんです。特徴は副産物であるグリセリンを分離しないことと、原料油脂が残ることです。

有効成分や香料などは、熟成させる前の段階で添加されます。これをオプションと呼びます。

「はちみつ石けん」や「ミルク石けん」などオプションを売り文句にしている商品も多いのですが、石けんの洗浄力・泡立ち・硬さ(浴室の水分による溶け崩れ)など性質の大部分を決めるのは原料油脂なので、原料油脂による分類でまず選びましょう。

おすすめはマルセイユ石けん

オリーブオイルを主原料とする固形石けんです。

原料のうち72%がオリーブオイルで出来ているものとされていますが、現在は原料油脂のうちの72%のものを指すことが多いです。

オリーブオイルは原料油脂として程よい洗浄力と保湿力があるのですが、泡立ちが悪く溶け崩れしやすい扱いにくいというデメリットがあります。それを補うために洗浄力の高いココナッツ油と硬さの出るパーム油を残りの28%に配合しています。

購入の際の注意点

マルセイユ石けんは手作り製法のため、自宅で手作りすることも可能です。手作りした場合は非常に安価で作れます。ただし、劇薬である水酸化ナトリウムを使用するのでアルカリの残留の懸念や異物混入があっても強アルカリで加水分解するので目で見て分からない場合があります。そういった理由から手作り石鹸の販売は薬事法で制限されているのですが雑貨として手作りしネット販売している方々がいらっしゃいます。

雑貨として売られているコスメは全て自己責任ですので、きちんと薬事法の認可をされているものを選ぶのが望ましいです。

マルセイユ石けんの五大メーカー

・マリウス ファーブル ジューン社
・サボヌリー・ランパルラトゥール社
・サボヌリー・デュ・セライユ社
・シミオテクニック社
・サボヌリー・デュ・ミディ社

マルセイユ石けんは1000年以上も前から製造されているフランスのマルセイユ地方の伝統的な製法の石鹸です。せっかくなので市販のものを買うならばこちらの五社のうちから試してみたいですね。

私の初めての石けん

ちなみに私の初めてのコールドプロセス石けんは皮膚科のクリニックでひとつ50gで価格は千円で販売されている国産メーカーの洗顔石けんでした。そこの先生が女性は顔を洗いすぎていて一度でいいからダブルクレンジングをやめて石けんで一回洗うだけにしてみてほしいというお話をしてくださいました。特に、ファンデーションがクレンジングでないと落ちないというのと、クレンジング剤を使った後にもう一度洗浄剤を使わないと落としきれないというのはメーカーの戦略で大きな誤解だというのです。私は、もともとマスカラはリムーバーで落とすかマツエクをしていたので、それならば石けんで一回洗うだけで充分で、朝の洗顔は石けんも使わなくてよくてぬるま湯でよく流すだけでいいとのこと。これまで見た雑誌や接客してくれたBAさんから聞いた話とあまりに違い過ぎて、半信半疑だったのですがじっくり話を聞くうちに気になってきたので試してみることにしました。

結果、ファンデーションもちゃんと落ちて肌も全然乾燥しなくて目から鱗でした。

そのパッケージが手元にあるのですが原材料は、オリーブ、水、パーム核油、水酸化Na、パーム油、はちみつ、と書いてあるのでマルセイユレシピではないようです。製造販売元も書いてあったのでネット販売していないか調べたところ、当該サイトは見つかったのですが別注のオリジナルのようで同一の商品はなく、一個90gの商品ばかりでした。同じものをご紹介できなくて残念です。

しばらくはそのはちみつ石けんを使用して満足してたのですが、手作りが可能と知って試しにマルセイユ石けんを作ってみました。同等のものができればと手作りしたマルセイユ石けんのほうが使用感がさらに良く、それ以来手作りするようになりました。洗浄力はマルセイユ石けんのほうが低く必要なうるおいを残してくれる感じで、メイクもマスカラ以外はちゃんと落ちます。

2 件のコメント

    • ありがとう!作り方の記事もアップロードする予定だから作るまでに間に合ったら読んで欲しい!

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